SPIKESから発売されている軽量スーパーニードルピン チタン(7mm)を購入してしばらく使用してみたので感想を書きます。
基本情報
公式サイトの販売ページは以下です。
スペック
SPIKES 軽量スーパーニードルピン チタン ページより引用
サイズ:7mm(6.3mm)
本数 :14本
質量 :0.68g/本
100m、200m、400m、800mでの使用をお勧めします。
特徴的なのは何といってもその形状で、従来の二段並行ピンのように1/3が段付き、2/3がニードルピンのように構成されています。
↓従来の二段並行ピン
何を期待して購入したか
反発力の高さを期待して購入しました。
SPIKESさんが何をコンセプトにこの商品を開発したのかはわかっていません、というのは前提に聴いてほしいですが。
二段並行ピンに近い形状をしていることから、ニードルピンの抜け感の良さを残しつつ二段並行のような反発力の高さを発揮できるのではないかと考えました。
また、これまでは各メーカー(NIKE,Adidas)のスパイクに最初から付属しているピンを使用していたのもあって、素材がチタンになることでの軽量化も少し期待していました。まあこっちはおまけです。
レビュー
レビューの前提として書いておきます。
筆者の走力レベルはPB11.30程度です。また使用スパイクはNIKEのAIR ZOOM MAXFLY(初代)とAdidasのAdizero Prime SP2です。比較はこれらのスパイクに付属でついているニードルピンを行っています。
重さ
まず、持った感じ。確かにちょっと軽いかも?と思いました。
ですが、スパイクにつけて履いてみたら「ちゃんと軽いわ」となりました。おまけ程度に期待していた部分ですが良かったです。
反発力
一番期待していた部分です。
正直ここに関しては(個人的には)ダメでした。
通常のニードルピンと比べて、地面にピンが残るような感覚が強く、接地時間が長くなっているかのような感覚になりました。
音で例えるなら「メチャッ」って感じですかね。ネチャッって感じほど残りはしません。
別の表現をすると(良い言い方をすると)地面を踏めている感覚は通常のニードルピンよりありました。
やはり並行ピンのような太い部分があるピンは跳躍のような高いフォース(力)を生み出すことがより重要な競技でこそなのでしょうか…?
とりあえず自分は通常のニードルピンに戻ろうかなと思います。少なくともレースでは。
どのような選手なら合うか?
大きいストライドで押していくタイプの選手なら合うかなと思いました。(ストライド型だからと言って接地時間が冗長で良いという主張ではありません)
ピッチ型の選手に比べると、接地時間が長く一歩のフォースが大きいタイプです。
自分は100mを49.5~50歩くらいで走るため、ストライドに強みを持つタイプではありません。
そういう意味では、一歩一歩の力をちゃんと出して走るための矯正としてはいいかなと少し思っています。長めの距離の練習では今後も使ってみようと思っています。
着用して思ったのは「中距離用のピンなのかな?」ということです。
短距離よりは接地時間が長い中距離では地面に残る感覚が多少あっても許容できるのはないでしょうか?
ちゃんと押せる選手に限られてくるかもしてませんが…
今回はSPIKES 軽量スーパーニードルピンをレビューしました。
個人的にはあまり良い感覚には捉えられませんでしたが、皆さんの参考になれば幸いです。
「この部分の感覚について知りたい!」などあればコメントをください!
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